測定原理


『OligoScan』の測定法は分析化学でも物質の定性・定量する際によく用いられる光学的な測定方法(分光法)に基づいています。その物質特有のスペクトルを示すことから物質の同定やピークの高さにより物質の定量などにも用いられます。OligoScanはそれら分光法の中でもラマン分光法を応用し、現在では各種スペクトルが解析されている必須&参考ミネラル21元素・有害金属15元素の測定が対象となっています。

 

測定対象はヒト手掌を対象としています。光学測定の場合、腕などの部位では日焼けや人種によるメラニン色素の影響が出ますが、手掌ではメラニン生成が他部位に比べ極めて少ないので測定結果にも影響しにくいといえます。

 

光源には広い波長領域の連続スペクトルを得られることから光度計でよく用いられるガス充填式タングステンランプを使用し、分光部のホログラフィック回折格子を介して得られたデータはインターネット経由でルクセンブルクの開発元の40000人を超えるデータベースを元に解析され、その場で手元のパソコンにレポート化されます。

 

測定結果レポートには測定値(単位:㎍/㎎ Tissues)とグラフが表示されます。必須・参考ミネラルのグラフではデータベースを元に標準範囲±1SD範囲内をグリーンゾーン、±1SD<±2SDをイエローゾーン、±2SD<レッドゾーンと表記されます。